寝台急行はまなす廃止！？北海道新幹線や老朽化などで...
とても寂しいニュースが今日流れてきました。JR最後の急行として活躍してきた夜行急行、はまなすが今年度末をめどに廃止されてしまうことになったそうです。
急行はまなす
知らない方もいらっしゃるかもしれませんので一応解説。
一日一往復、青森と札幌の約479.1kmを結ぶ夜行列車。
青函トンネルをくぐって、寝ている間に札幌につけるというリーズナブルで人気の列車でした。札幌からくると、朝、新幹線に乗り換えれば、午前中には東京に出てこられるところや、乗車券と指定席券を買えば横になれるカーペットカーがついているため、ホテル代を出さなくても寝られるし時間を無駄にしないでいけるということなどで、若者にもビジネス客にもかなりの需要がありました。そのため、年間平均しても乗車率は5割程度となかなかの混雑具合でした。鉄道ファン以外にも人気があるすばらしい列車です。
人気列車でしたが、車両の老朽化や新幹線の整備によりずいぶん前から存続が危ぶまれていました。
ほどちゃんの島 - 急行はまなす(青森 - 札幌間毎日運転)
ついに廃止…
北斗星の廃止が発表されてもまだ何も決まらなかったはまなすですが、ここにきて廃止が決まってしまいました。
理由は主に4つ
- 新幹線の整備により、青函トンネル内で客車を牽引している現在の機関車が使えなくなってしまう。
- 経営が厳しく新型機関車を導入する余力がない。
- 新幹線の設備点検のため、夜行列車の運行時間の確保が難しい。
- 客車が製造から約40年経過して老朽化している
などだそう。
北海道もいろいろ大変ですから仕方がない感じもありますが、一本夜行をねじ込むぐらい簡単だと思うんですけどね。
もうめんどくさくなっちゃったんですかね。理由が言い訳にしか聞こえないんですわ。
時代の流れとはいえ、合理化は寂しいものです。このまま、めんどくさいものは全部やめ、という合理化のなみがとまらないと、ロマンなんてものはなくなってしまいそうです。全然関係ないところですが、シャープさんのロマンあふれる製品もすっかりなくなってしまいましたし。
カシオペアは存続とのうわさもありますが、東日本管内でクルージングトレインという形で残る可能性が高いかなの思っています。
残る寝台列車はサンライズのみ。時代は変わったとはいえ寂しいですね。とか言ってる僕も、安さや楽さを求めるときはバス使っちゃってるので、ブルートレインがなくなったのもそりゃそうだなと思います。
こんなところでやめておきます。いつかなくなるとわかっていたのですが、やはり廃止が決まってしまうと、ショックが大きいですね。
では。
【深夜急行「はまなす」の廃止で無くなるもの】
■定期急行列車が消滅
■ブルートレインが消滅
■青函トンネルを走らなくなる(カシオペアがまだ残るか検討中)
■14系・24系客車を使用した列車が消滅
— [B]いまつる@多忙の為 浮上率⤵︎ (@cho_rapid) 2015, 9月 6こんなに多くのものを失ってしまうんですね。
