Normal is best.

普通のにっき。普通が一番。

「民王」読破!感想などなど

お題が人生に影響を与えた一冊である期間なのに、わざわざ関係のない本の感想を適当に書いてゆきます。

シルバーウィーク中わたくしまったりと読書満喫しております。

とりあえず、読み終わった1冊のレビュー、民王から。

この話は、体はそのまま、中身だけ入れ替わってしまった総理大臣と息子を描いたものです。しかし、息子は漢字も読めないばか。父親も党の保守や自分の利権がらみのことしか頭にないダメ政治家。そんな二人が次第にお互いの内面を知り、認め合っていくハッピーなお話の中に政治を風刺したエンターテイメント性の高いものになっています。

某あすほーるさんを思い出さずにはいられない主人公

入れ替わった後、国会にて答弁をするのですが原稿が用意されているのにもかかわらず、未曾有をミゾユーと読んだり、所存をところありと読んだり、惹起が読めなかったり。あれれ?むかーしむかしなんかいませんでしたっけ?こんな人。今もなんか偉そうに、大臣やってますよね?まあ、そんなジョークが込められているところも面白かった。

ただ馬鹿にするだけではない。

でも、やっぱさすがだ、池井戸さん!と思わせられたのは、しっかりと現代社会に対する問題をなげかけてくれてたところ。いわゆるドラッグラグ問題が話の中心になってくるんですけど、ニュースとかではごまかされてたりよくわからなかったりする、お金がらみのところや、その問題自体について超わかりやすく描かれていて、すげぇと思いました。あと、政治に興味なくても読み進められるところ。政治の本?めんど…という人には、ぜひ読んでいただきたい。引き込まれていっちゃいます。

あと、理想論しか語れない若者は質が悪いが、それすら語れない若者はもっとたちが悪いってあって、今でいうとシールズみたいなもんなのかなと心の中ですげえと思ってました。シールズも言ってることは理想論だけれども、何もアクションを起こさないそこらの若者よりも、よっぽど行動力があって、一応考えも持っていて、まあ質が悪いことには悪いのですが、池井戸さんの危機感といいますか、世の中を見る目はすごいなとただただ感激していました。

ドラマ化もされたみたいですね。とても面白い作品でした。

次は、超高速!参勤交代のレビューしていきたいと思います。

いいですね、こうやって記録をつけるの。整理されてしっかり理解できるし(文章ぐちゃぐちゃで何が整理だ)、何より今度読んだとき最初はこんな感想だったんだって振り返れるのもいいですね。これからは気が向いたらやっていきたいです。

   

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